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建築業界の注目トピック

今月も、建築・建設業界ではさまざまな動きがありました。
特に人材確保、現場の省力化、新しい技術や取り組みが目立ちます。弊社のお客様やパートナーの皆様にも関係がある話題をピックアップしました。
1. 新たな外国人材受け入れ制度の動き
従来の技能実習制度に代わる「育成就労制度」が、来年から本格的に運用される方向で準備が進んでいます。これにより、一定条件のもとで事業者間の転籍が可能となる見込みです。人材確保の選択肢が広がる一方、定着・育成の体制づくりも重要になりそうです。
2. 屋根施工の効率を高める新金物
今月、国内メーカーから高耐力タイプの屋根用ビスが発売されました。従来製品に比べ耐力が向上し、施工工程もシンプルになるため、工期短縮や安全性向上が期待されます。木造住宅の施工効率化に役立つ製品として注目されています。
3. 現場の脱炭素とDX化の加速
大手通信会社や建設関連企業が連携し、現場の温室効果ガス排出量を見える化・削減する新たなDXサービスを提供開始しました。原材料の調達から施工までサプライチェーン全体で環境負荷を把握できる仕組みは、今後の工事計画や顧客対応にも活かせそうです。
4. 業界の人材減少と「2025年の崖」
国全体で建設技能者の減少が進み、ベテランの大量退職による「2025年の崖」が現実味を帯びています。業務の効率化や若手の育成、技術継承をどう進めるかが企業の存続にも関わるテーマです。
5. 建築文化・イベント関連
・建築家・藤本壮介氏による大規模展覧会が東京で開催中。先進的な設計思想を模型や映像で体感できます。
・大阪・関西万博の木造リング構造「グランドリング」が完成に向けて話題に。世界最大級の木造建築として注目されています。

弊社コメント

建設業界は、現場の効率化や環境配慮といった“技術的な変化”と、人材確保や育成といった“構造的な課題”が同時進行しています。
この流れを踏まえ、弊社では最新の業界動向を取り入れた製品・サービス提案を引き続き行ってまいります。